共演コーラス・アーティスト・指揮者

コーラス

UTAU DAIKU コーラス

© k.mizumoto

 
日本からウィーンへと出向いた日本人170名以上で構成されているこのこの混声合唱団『UTAU DAIKU コーラス』こそ、このコンサートの中心であり主役である。『第九』ではなく、オーストリアの音楽の友と共に新しい『UTAU DAIKU』を唱える。また、去年私たちのコンサートを聴き、このプロジェクトに感銘をうけたオーストリアからの合唱団も約100以上参加し、ともに歌い上げる。

ウィーン少年合唱団

© ANTO/ Lammerhuber

現在、「天使の歌声」で知られるウィーン少年合唱団には、10〜14歳までの少年が約100人所属し4つのグループに分かれて活動している。ウィーンで行われるオペラ、コンサート、王宮礼拝堂での日曜日のミサに出演するほか、各メンバーは年間9〜11週間の公演ツアーに参加する。一年間に行われるコンサートは約300回、観客動員数は約50万人にも及ぶ。中世音楽から現代音楽まで、クラシックの合唱曲から世界の音楽、ポップスや映画音楽までと、レパートリーは幅広い。


ソリスト

ソプラノ 吉田 珠代

愛知県立芸術大学卒業、同大学院修了。新国立劇場オペラ研修所第6期修了。2006年文化庁新進芸術家海外研修員としてボローニャに留学、08~10年(財)ロームミュージックファンデーションの助成を受けミュンヘンとウィーンに留学。10年オーストリア・シュタイヤー音楽祭『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナで欧州オペラ・デビュー。「難役を見事なオーラと歌唱で演じ切った非の打ちどころのないソプラノ」と各紙で絶賛された。新国立劇場、小澤征爾音楽塾、サイトウ・キネン・フェスティバル松本などで活躍。12年のPMFオーケストラ演奏会ではファビオ・ルイジと共演。13年、サントリーホール オペラ・アカデミー横須賀公演『コジ・ファン・トゥッテ』『ラ・ボエーム』に出演。第6回静岡国際オペラコンクール最高位ならびに三浦環賞受賞。2016年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団日本公演(メータ指揮)の第九ソリストに大抜擢。

メゾ・ソプラノ マリアーナ・リポヴシェック

世界のメゾ・ソプラノ歌手10人に必ず名が挙がる大歌手。スロヴェニアのリュブリアーナ出身。グラーツで声楽を学び、卒業と同時にウィーン国立歌劇場と契約を結んだ。その後、世界中の大歌劇場でメゾの大役を殆ど歌っている。中でもR.シュトラウス、ワーグナーのレパートリーでは、他の追随を許さないと定評がある。コンサート歌手としても大指揮者との共演も数多い。マーラー作品の解釈においては、1996年に「グスタフ・マーラー金メダル」が授与されている。2001年にはバイエルンの宮廷歌手の称号を受け、オーストリア共和国科学文化省より名誉十字金賞を受賞している。最近はマスタークラスやウィーン国立音楽大学で後進の指導にもあたっている。

テノール ジョン・健・ヌッツォ

2000年にウィーン国立歌劇場と専属契約を結び、2000/2001年度オーストリア芸術新人大賞「エバーハルト・ヴェヒター・メダル」を受賞。フォルクスオパーにてバースタイン「ウェスト・サイド・ストーリー」(トニー役)やザルツブルグ音楽祭に出演した後、2003年にはジェームズ・レヴァインの招きによりメトロポリタン歌劇場にデビュー。近年は、国内外のオーケストラへの客演やオペラ出演に加え、シューマン「詩人の恋」など歌曲にも取り組む。2016年には三大テノールの一人プラシド・ドミンゴと歌劇「真珠採り」のデュエット、世界的ホルン奏者のラデク・バボラークとブリテン「セレナーデ」を共演。第9回日本声楽コンクール第1位、第13回出光音楽賞受賞、ロサンゼルスNATS声楽コンクール第1位、アリタリア国際声楽コンクール第2位。

バスバリトン ヴォルフガング・ヴァンクル

ウィーン生まれ。ヴァイオリンと声楽を勉強し、ウィーン音楽院で歌曲、オラトリオ、多くのオペラを勉強する。卒業後、世界の歌劇場でゲスト歌手として出演。1993年よりウィーン国立歌劇場の専属歌手となり、「バラの騎士」のオックス男爵は最も得意とする役である。コンサートやリート歌手としても数多く活躍し、ティーレマンなどの著名な指揮者との共演も多い。オーストリア宮廷歌手。


指揮者

指揮者・合唱指揮者 ゲラルド・ヴィルト

ウィーン少年合唱団の総裁・芸術監督。ヴィルト音楽アカデミーの創立者。ウィーン少年合唱団に入団し、最初の音楽教育を受け、その後リンツのブルックナー音楽院で学ぶ。卒業後、ウィーン少年合唱団のカペルマイスター(指揮者)に就任。その後ザルツブルク州立劇場の合唱指揮者を経て、カルガリー・フィルハーモニー管弦樂団(カナダ)の指揮者となり、数多くのコンサートを指揮する。1998年には彼の音楽のルーツであるウィーンに戻り、2001年より芸術監督、2014 年よりウィーン少年合唱団の総裁に就任。


オーケストラ

ウィーン・カンマーオーケストラ

© Christian Buchmann

ウィーンカンマーオーケストラは1946年に創立され、かつての首席指揮者カルロ・ゼッキ、そしてゲストコンダクターだったユーディ・メニューインとシャンドール・ヴェーグはオーケストラにとって特別のパートナーであった。最近の首席指揮者にはフィリップ・アントルモン、エルンスト・コヴァチッチ、クリストフ・エーベルレ、そしてハインリッヒ・シフが就任。2004年からは準ゲスト・コンダクターに服部譲二を迎えている。2006年にはシフ指揮によるベートーヴェンの交響曲全曲演奏が行われ好評を博した。